Jr.3機能強化してリリース

CALS Jr.3強化された機能

(1) ラスター機能の強化

ラスター画像を回転して配置できるようになりました。
土木図面等で背景画像に回転を加える必要がある場合など、従来は出来ませんでしたが、本バージョンより対応できるようになりました。

(2) SXF互換寸法要素機能

SXFフィーチャ使用準拠の寸法要素(擬似寸法)を新規に作成するコマンドが追加されました。
また、従来の各種寸法編集コマンドがSXF寸法要素に対応し、寸法値、矢印などの編集が行えるようになりました。

(3) 大量の図面を素早く変換できる一括変換コマンド

複数の図面ファイルを一括して他形式から変換したり、他形式のファイルを【cjr】SCADEC SXFフォーマット(SFC・P21)形式に変換するための一括変換コマンドが新たに追加されました。
従来は、DWG/DXFやSXFなど他形式の図面ファイルをひとつひとつ変換する必要がありましたが、一括変換コマンドによってこれらの面倒な作業を自動化でき、大幅に作業効率を高めることが出来るようになりました。

(4) 文字移動、文字複写コマンド

従来は、要素の移動、複写コマンドで文字要素を選択して移動、複写していましたが、手順をより簡単にした文字移動、文字複写コマンドが追加され、単一の文字を選択して簡単に移動、複写が出来るようになりました。

今まで制限により、SXFフィーチャ仕様を実現できなかった以下の機能についても強化しました。

  [円弧向き反転コマンド]

選択するごとに、円弧又は楕円弧の向きの反時計回り/時計回りを切替えます。

  [ベジェ曲線コマンド]

制御点列を指定し、SXFフィーチャ仕様に定義されている3次ベジェ曲線を作図します。

  [パス属性変更コマンド]

選択したハッチング要素に対して、ハッチングのパス(枠線)の表示/非表示、色、線種、線幅の属性をパス毎に設定できます。

  [グループ名変更コマンド]

選択したグループ要素の名称を任意に変更することが出来ます。

これらの機能を使用して、SXF Ver.2の等高線フィーチャを作成することが出来ます。

その他  :Jpeg変換機能

TOKUWA CALS Jr.3の特徴 ●

製図チェック機能

作図した図面や外部から受け取った図面など、複数の図面を CAD製図基準(案)の各工種別に、レイヤ名、線名、文字高さや禁則文字などを高速にチェックします。

基準に準拠していない箇所は一覧で表示され、 CAD画面上でビジュアルに確認・修正が可能です。

CAD製図基準(案)対応の図面テンプレート

CAD製図基準(案) H16.6版の全工種に準拠した図面テンプレートを標準搭載しています。

新規作成図面でテンプレートを選択し、図面作成すると、 CAD製図基準(案)に定義されているレイヤ名や線名、線種などがあらかじめ設定済みの図面が作成できます。また、レイヤ名には分かりやすい日本語の注釈が付いています。

AutoCAD 2004形式に対応したDXF/DWG入出力

AutoCAD2004(2005/2006)形式のDXF/DWG入出力をサポートしています。また、インポート設定とエクスポート設定のコマンドを搭載し、DXF/DWG入出力の細かな設定を行うことが可能で、ユーザーごとに最適な変換方法を選択することができます。