3、「体内の活性酸素を水素が除去」

    (2007年5月8日NHKニュース)

この研究は、川崎市にある日本医科大学老人病研究所の太田成男教授のグループがアメリカの医学雑誌「ネーチャー・メディシン」に発表。活性酸素は、ストレスを受けたりすると体内で増え、細胞や遺伝子を傷つける物質で老化の促進や病気の悪化に関係があるとされています。研究グループは、細胞の中の活性酸素が水素で、どれ位除去されるか実験したところ、細胞などを傷つける力が非常に強い「ヒドロキシルラジカル」という活性酸素の量が、水素がごく微量に存在するだけで、およそ60%減ることを確認したそうです。さらに、症状の悪化に活性酸素が、係わっているとされる脳こうそくを起こしたラットに、水素濃度が2%のガスを吸わせたところ、脳の障害を受けた部分の体積は、1日後におよそ半分に留まったと言うことです。太田教授は「水素は、薬が届きにくい細胞の中まで行き渡らせる事が容易で、低い濃度であれば安全な気体だ。老化や生活習慣病の予防や、脳梗塞等の新しい治療につながる可能性がある」と話しています。

 

NASAでも水素水を研究

@ 昨年(2010年)中国・上海の第2軍事医科大がまとめた研究。マウスの集団で急性大量被曝をさせ、二つの群に分けた。一つは水素が溶けていない普通の水を飲ませた群。もう一つは水素水を飲ませ続けた群。すると、普通の水をのませた群は十日ほどで9割5分が死んだが、水素水を飲ませた群は2割しか死ななかった。

A 米ピッツバーグ大学でのネズミ臓器移植研究。通常、臓器移植の際、免疫抑制剤をつかわないと免疫抗体で拒絶反応がでて、8割以上が死ぬ。ところが、この実験では、水素水を飲ませた群は、免疫抑制剤なしで7割が生き残った。

B 米国航空宇宙局(NASA)でも放射線対策に水素水の研究をはじめている。

 

その他食物で活性酸素を抑える作用があるもの

鮭・・・・サーモンピンクの元になるアスタキサンチンが多く、これは活性酸素を抑える作用がある。

ほうれん草などの葉物野菜で、プラストキノンという抗酸化物質が含まれている。

ブロッコリーの新芽、ブロッコリー・スプラウトには抗酸化物質のスルフォラファンがふくまれる。

タコやイカに含まれるタウリンにも同様の働きがある。

 

水素水 Q & A

1) 水素水とは

水素を豊富に含有させた水。つまり水(HO)に水素分子(H)が溶存している

水素水は極めて低い酸化還元電位をもつ特徴があり、抗酸化作用があり、体内で活性酸素と結びつき、還元、中和したあとは水に変わる。現在のところ日常の摂取における問題は報告されていない。なお、水素は厚生労働省により食品添加物として認可されている。

2) 水素と生体

生体内では水として存在するほか、生体を構成するタンパク質、遺伝子のDNA、糖質、脂質に広く含まれている。これらの構成元素の存在比率が多い順に並べる。

        水素(H):  60.3%

        酸素(S):  25.5%

        炭素(C):  10.5%

        窒素(N):   2.4%

        りん(P):   0.1%

        イオウ(S):  0.1%

3) 「水素で活性酸素撃退」 

2007年5月8日付け朝日新聞37面では「日本医科大学教授等、細胞・動物で実験」との見出しで、また同日付毎日新聞第3面でも「水素で活性酸素除去 日医大 ラットの脳炎症改善」との見出しで、同様の記事が記載されています。なお、日本経済新聞、東京新聞にも同様の報道がなされています。

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